わたしは現在母子生活支援施設に入所しています。
わたしと3歳と4歳の年子姉弟の3人家族です。
施設へは0歳と2歳の頃に入所し、仕事をみつけ保育園に入所し、病気や入院などでどうしようもない状況もサポートしてもらいました。
そこから2年が経過し、こども達の身体も強くなり去年まではずっと熱やら風邪やら嘔吐やらで休んでいたのがウソみたいに過ごせました。
そのことからそろそろ自立をしようと思い、2019年11月に公営住宅の応募をしました。
自立できると胸を張れるような状況でもないのですが、早く家族としてしっかり未来へ向かって足を地につけ生きていきたいと思いでいっぱいでした。
応募し当選するまでの経緯を書いていきます。
Contents
母子家庭で公営住宅『応募から当選までの流れ』

11月中旬
応募書類を提出
11月上旬
応募書類より点数の高い上位3位を選出し、結果を通達
12月下旬
証明書類を提出
1月中旬
二次審査の抽選&当選発表
1月下旬
最終審査書類提出
3月下旬
カギの引き渡し
母子家庭で公営住宅『応募した住宅』

わたしが今回募集をしたのは倍率22倍の市営住宅です。
募集は4室あったので実際には22倍にもならないと思います。
住宅選びの条件
- 車が必要ない
- 坂がない
- 駅近
- スーパー近い
- 公園近い
- 保育園に通える範囲内
- 一生涯住める
- 姉弟なので将来部屋が分けられる
徒歩5分圏内で、バス・地下鉄・JRもあって立地はかなりいいです。
かなりわがままな条件ですが、わたしの場合再婚は全くしたくないので、一生ひとりで極力誰にも迷惑かけずマイペースに生きていける環境を第一に希望しました。
母子家庭で公営住宅『我が家の世帯状況』

わたしの住んでいる地域ではポイント方式住宅があります。
このポイント方式での我が家は加点ポイントは
- 現在の部屋が狭い
- 収入が低い
- 母子家庭
- 子育て世帯
- DV
母子生活支援施設に入居したころ無一文で今もほぼ収入なしの状態なので、客観的にこの状況で通らないってレベル高すぎる…。
きっと高得点であろうわたしが(ここでしか使えない自信)、一次審査は通らなければこれからどうすればいいのか分からなくなるので、結果が出るまで怖かったです。
ただ一次審査の結果は2週間ほどで出たので、そこまで待った感じはしませんでした。
母子家庭で公営住宅『一次審査通過』

通過通知が届きホッとしました。
通過すると応募用紙に書いたことを証明する書類をそろえ提出をしに行きます。
提出日にこどもの3歳児検診があり、日程を変えてほしい旨を連絡すると、提出締め切りまでならいつでもいいとのことでした。
ただその日以外は時間が取れるので、とりあえず提出書類に不備がないかだけ確認にいき、2回目で受理されました。
ここからが長く感じました。
母子家庭で公営住宅『二次審査の結果待ち』

結果が届くまでの1カ月半は不安でいっぱいでした。
DVで逃げ出し、母親も音信不通でわたし自身はこどもといれて幸せだけど周りに振り回されてばかりでした。
施設に来てからの2年間周りの波に流されない、期待しないをモットーにを過ごしていました。
ですので期待したい、希望を持っている自分に本当に疲れました。
ここまで周りに裏切られ続けたので、ここでだめならもうわたしは本当に外からの力に勝てないのかなと思うと怖い気持ちで過ごしていました。
母子家庭で公営住宅『二次審査の結果』

1月中旬に結果が届くとのことで、届いたのが18(土)でした。
見事当選していました。
ただ最終審査ための書類提出に行かなければなりません。
ここで提出する収入証明で家賃などが決定するようです。
ただし審査に通ってからの入居決定になります。
母子家庭で公営住宅『母子生活支援施設での公営住宅に当選する確率』

施設の人に母子生活支援施設での公営住宅に当選する確率を聞いてみました。
施設ではわたしのような境遇の言わば、公営住宅では高得点取れそうな強者ぞろいばかりなので、今までの施設利用者の公営住宅の当選状況を聞いてみました。
このようなことから最終的には運ですが、母子生活支援施設に入居していたことで悪い意味での好条件を生み出していたのかと思いました。
離婚し、無理のない範囲で自立を目指すのであれば公営住宅の前に母子生活支援施設に入居して公営住宅応募しまくるというのも手段のひとつではないでしょうか。
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母子家庭で公営住宅に応募し『当選した』

こればかりは運だと言ってしまえば、気持ちが振り回されてしまいますよね。
1回の応募でこのようなことを言うのもですが、当選しないと生きていけないし待っている間の精神的にきついです。
落ちたとしたら世間から見放されたような気持ちになるほどに辛いと思います。
けど、わたしはDVにあってのこれまでの2年間を振り返り思えることは、物事にはタイミングも左右してくるということ。
母子生活支援施設に入所したころは絶対に退所したくないと思っていました。
なぜならば絶対的な衣食住の確保がされるからです。
でもそれが足かせになり迷っていて今回のように決断しなければいざとなったときの気持ちの余裕はうまれません。
いつまでたってもギリギリの選択しかなくなってしまいます。
先読みして自分の気持ちになにか納得させてあげる行動をとり続けなければ、この公営住宅の当選までの道のりは本当に辛いものだと、1回の応募でしたが痛いほど実感しました。
アドバイスとしては、本当に貧困で悩まれている方は公営住宅という選択肢より、母子生活支援施設にいながら貯金をためて公営住宅に応募する方が精神衛生上いいかもしれません。
ただ母子生活支援施設は自立のための施設なので、環境に甘んじることないのであれば入所を役所に相談してみましょう。