わたしは母子生活支援施設で約2年半生活をしていました。
今まではなにかあれば施設にお世話になっていましたが、これから自立すりにあたり、色々と準備をしなければなりません。
現在3歳と4歳の年子姉弟の育児をしています。
長男1歳と長女2歳の時に長男が緊急入院をすることになり、その時に母子家庭で頼る人がいない身でありながら準備不足だったことに、自分の置かれている状況がみえたきっかけなりました。
これがもし災害時ならと考えると、こども2人を抱えライフラインも遮断された中で生きのびないといけないことは過酷だと思います。
おとなだけならスーパーの列で並んだり、遠くまで歩いたりできますが、母子家庭では負担も危険も大きいです。
自分たちで乗り切る準備は絶対にしておくべきです。
このような準備は
- 災害への備え
- インフルエンザなどの自宅での療養
- 緊急的な入院など
色々と役に立つので日頃からの準備は万全にしておくことが精神衛生上不可欠だと思いこの記事を書くことにしました。
Contents
災害への準備
昨今、災害が多くみられる日本にて避けては通れません。
地震ならいつなんどき起こるかも分かりません。
被害を最小限に抑えるために今できる以下のことから始めましょう。
- 耐震補強や家具の配置
- 避難時の経路を確保
家財は固定させる
防災への備えで一番大切なのは死なない家であることだとおっしゃっています。
阪神淡路大震災で死亡した方の場所を見てみると、実に86.6%と大半の方が自宅で亡くなっている。神戸市内の死者の死亡原因では83.3%の方が建物の倒壊や家具の転倒を原因とする「窒息死」や「圧死」「頭部や内臓などの損傷」などであった。次に多い死因は火事による「焼死」で12.2%。しかし、この火災をさらに調べてみると、そのほとんどが家の倒壊が原因で火事が起こったり、延焼しやすくなったりし、さらに家の倒壊によって避難できなかったことが、尊い命を奪った理由であることがわかったのだ。
したがってこれらを合わせると、亡くなった方の何と98〜99%までもが、多かれ少なかれ家の倒壊が原因になっていたのである。すなわち家が倒壊さえしなければ、これらの方々のほとんどが死ななくてすんだといえる。引用元:㈱エヌ・シー・エヌHP
今できることをやっておくことが大切です。
冷蔵庫
冷蔵庫は100キロはありますので、倒れてきたらケガでは済みません。
商品をつけている動画がありました。(2:03~)
この商品の耐震性は確かだと思いますが、適した使い方をしなければ効果は発揮してくれないと思いますし、壁や壁紙ごと外れる可能性もあることは肝にめいじ、わたしはさらに突っ張り棒もしようと思います。
冷蔵庫が倒れてしまって困る理由は3つ
- 下敷きになったらケガで済まない可能性がある
- 設置している場所によっては行く手を遮ることも考えられる
- 食料が取り出せなくなる
災害時にライフラインが停止した場合
- 冷蔵庫の食料
- 冷凍庫の食料
- 保存食
の順番で使っていくことが効率も良いとされています。
このように大変危険ながら、大切な役割をする冷蔵庫はしっかりと地震対策しておくことをおすすめします。
家具
わたしは引っ越しを控えていることもあり、これを機に背が高く耐震性のないタンスや食器棚は処分しました。
これを機に大量に物を捨てれたので一石二鳥でした。
テレビは55インチあるのでベルトをして固定しても、耐震ジェルをしいても、そのまま倒れてきそうなので直置きにするつもりです。
↑こどもが叩きまくるので、地震がくる前に壊れそうなので対策したいと思います。
家具の配置を変える
行く手をふさがないように、下敷きにされないような家具の配置や配置にかえること。
家具を避難経路をふさいでしまうような場所に設置しないこと。
寝室には家財を置かない
現在こどもが3歳と4歳で一緒に寝ているので、玄関に近い部屋を寝室しています。
地震で落ちてきて危険な電気も設置せず、かわりにランタンを置くことにします。(引っ越し後)
部屋には0次持ち出し品、1次持ち出し品、2次持ち出し品を置いておきます。
災害への心得
防災アドバイザーの方が言っていましたが、地震が起こったときは疑わないこと。
揺れている状況を眺めるのではなく、即座に机の下にかくれたり、安全な場所に移動し頭を隠す。
そして絶対に大きな地震がくると思い込むこと。
周りの人が動き出さないからと、周りの動きに合わせることはよくありません。
1981年6月1日よりも古い設計で認可を受けて建てられたお家に住んでいる方は大地震の直後に家がつぶれる可能性があるので注意が必要です。
避難するときの準備『1次持ち出し品』
自宅に居て早急に避難する際の、1次持ち出し品の準備。
まだ油断はできないけど、少し余裕ができ避難所で過ごす場合や、ライフラインが使用できないときの備え、2次持ち出し品の準備。
電気→水道→ガスの順で復旧すると言われ、1週間の蓄えが必要とされています。
就寝時に起きた場合に備え、事前にハザードマップで避難所を調べておきましょう。
この時携帯電話が使用できない可能性もあるので、ラジオを常備し避難勧告や外の様子など自分たちがどのように動けばいいのかラジオから最新の情報を確認しましょう。
避難時はできるだけ身軽な方がいいとされています。
しかし母子家庭だとそうはいきません。
こどもとの避難生活は我慢との戦いになってくると思います。
母子家庭なので単独で動くことができないので(大人ひとりなので…)準備は考え抜いた上での最小限で用意しようと思います。
ただ幸いなことに避難場所は住む場所からこどもの足でも5分でいける距離なので(階段で降りることも考えて)火事場の馬鹿力で乗り切るつもりです。
避難時に装着するもの
- ヘルメット(こどもは自転車用)
- 軍手
- 名札
- レインコート(雨の場合)
母親が持つもの
- スリッパ
- マスク
- 防災ラジオ
- ポップアップテント
- 厚手のレジャーシート
- アルミシート
- 犬用のトイレシート5枚
- BOSビニール袋Mサイズ(においのもれないビニール)
- 生理用品(ナプキン5枚、タンポン3個)
- 簡易トイレ10回分
- 水2ℓ
- おかし
- アルファー米3食
- 缶詰3缶
- モバイルバッテリー
- 保険証・医療助成券
- 乾きやすいタオル
- ティッシュ
- 絆創膏
- 財布(小銭多めにいれておく)
- 通帳類
- ハンディー扇風機(夏場なら)
- こども着替え2セット(大人夏場ならTシャツ2枚)
- おとな用使い捨てパンツ
- おしりふき
- アルコールシート
- ノンアルコールシート
- 歯みがきセット(おとな→ダイソーの歯磨きシート、液体歯磨き、糸ようじこども→液体歯磨き、糸ようじ)
- トイレ等で完全に目を離さない状況をつくるため
- プライベートゾーンの確保
- 寒さ対策
こどもが持つもの1(3歳)
- スリッパ
- お気に入りのブランケット
- BOSビニール袋Mサイズ(においのもれないビニール)
- 水500ml
- おむつ5枚
- おもちゃ
こどもが持つもの2(4歳)
- スリッパ
- 水500ml
- お気に入りのブランケット
- おむつ5枚
- マスク
- おもちゃ
『一次持ち出し品』はどこに用意しておく?
こども二人は保育園用にノースフェイスのリュックを持っているので、100均で購入した袋に防災グッツを入れておき入れるだけにして寝室に準備しておきます。
わたしの場合はカリマーというメーカーの腰もベルトがついてあるバックパックを持っていたので、それに防災グッズを入れて寝室に準備しておきます。
いざという時に母子家庭は大変
実際身ひとつで逃げればなんとでもなるかも知れません。
でもできることがあるならば今からするに越したことはないです。
母子家庭の場合は給水所やスーパー、炊き出しで並ぶことも難しいです。
わたしの場合はエレベーターが使えず、階段をかなり上がらないといけないので、それにこどもを付き合わせるのも大変だし、家に置いていく事もできません。
保存できるレトルト食品や缶詰、ごはんは冷凍でストックしてもいいですし、アルファー米もあれば安心です。
朝は毎日パンなら賞味期限が許す限りでまとめ買いしても備蓄になります。
普段からできることからはじめ防災意識を高めるような生活をしていきましょう。