わたしは現在母子生活支援施設に入所しています。
公営住宅に当選し引っ越しのため荷造りなどの準備をしていると『捨てられないもの』がたくさんありました。
例えば
- 高価な美顔器(7万円)
- 高価な洋服(1枚3万円ほど)
- 高価な教材の棚(DWEの90万円の教材)
- 本(憧れや過去の趣味)
などなど…
美顔器→落ち着いたらゆっくり肌を労わりたい
洋服→いつか着れるような自分になりたい
教材の棚→売るとき高値がつくかも、捨てるなんて考えもできない程にもったいない
本→また趣味に没頭したい、このようになりたいという願望
このような捨てきれないものには、わたしの思い(執着と念)が詰まっていました。
現在この記事を書いているわたしはこれらを捨てることができ、身軽になってとても清々しい気持ちになったので、捨てることができた経緯を書いていきたいと思います。
Contents
母子家庭の引っ越し『終活への道のり』モノへの執着を捨てる
わたしが捨てるきっかけになった本があります。
母子生活支援施設にあったこの本を何となく手にし、ミニマリストに影響をうけました。
この本にわたしの気持ちを大きく動かした言葉がありました。
『ものは語り掛けてくる』『ものは自分自身ではない』
先ほど紹介したモノを捨てない言い訳は以下のとおりです。
美顔器
いつかする予定を形として残しているから、今は仕方がないと納得している。
洋服
いつか痩せるし、こんな素敵な服を着ていた自分に満足している。
DWEの棚
邪魔で使い道のないのに置いているだけ、執着の象徴。
本
なりたい自分や憧れに少しでも近づいているという思い上がり。
わたしがこれらを持っていることで今の自分を客観視できず、大切にもできていないことがはっきりと理解できました。
今の自分としっかり向き合いシンプルに生きていくためには必要ないので処分しようと思えました。
母子家庭の引っ越し『終活への道のり』どのように『捨てられないもの』を処分したか
美顔器
持っていても、今やっていないなら意味がない。
これからやるつもりのスペシャルケアより日々のケアの方が大切。
売るにしても、年数が経っているのでクレームがきても嫌だったので、思い切って燃えないゴミとして捨てました。
洋服
太った上に、年齢的に厳しい洋服たち。
売ろうとすると欲が出て嫌になったのでブックオフで売りました10枚ほどで650円でしたが、捨てるのに何年もかかり散々向き合ってきたので満足感しかありませんでした。
DWE棚
メルカリで出品しましたが、即出品取りやめしました。
梱包が難しく、梱包の資材を購入の手間もあるのに実際に売れても何千円かなので、よくよくしい自分に嫌気がさしました。
そのうえ返品になったり、クレームが来ても面倒なので市の有料粗大ごみで捨てました。
丁寧に解体し、拭いて磨いたりと手を加えたうえでしっかり向き合ったので満足です。
本
ブックオフでまとめて売って1680円でした。
なんの感情もなかったので早く処分していればよかったと思いました。
母子家庭の引っ越し『終活への道のり』捨てられないものを気持ちよく捨てる方法
母子家庭になってから、もしわたしの身になにかあったらと考えたときに、まず必要最小限の保険に加入しました。
母子家庭で貧困でも今すぐできる!万が一の子供へのお金の残し方と
その次にわたしに何かあったととき、必要のないものは捨てないといけないなと迷惑をかけてしまう。
当時わたしなりに色々捨てましたが、今回の域までは考えが及ばず、気付かないところでモノが(モノの状態は自分の心を表すと言われています)停滞していました。
そんなわたしが今回『引っ越し×ミニマリストの存在』のおかげで、これからの老後ひとりで生活していくうえでどのように生きていきたいかを考え本当の意味でモノと向き合うことができました。
その時にとても参考になったり心にひびいた言葉などまとめます。
執着心が大きいほど捨てれたときの解放感は格別
断捨離の提唱者のやましたひでこさんの言葉で、
『高かったからと捨てれないのは執着心。
執着心を手放して捨てるのではなく、思い切って捨てた結果スッキリし執着心も消える。』
このようにおっしゃっています。
この言葉でエンジンがかかり、思い切って捨てた結果、過去に怖がっていた後悔はなく、解放感しかありませんでした。
部屋の状態は心を表す
母子家庭になり考える暇もないくらい、何かに追われて生活していました。
そんな時、立てなくなるほどの頭痛に苦しみ仕事を辞め立ち止まったとき、何をそんなに必死になっていたんだろうと感じました。
自分を労わりしっかりゆっくりと自分と向き合い楽しく生きていきたいと思いましたが、しかし手段が分かりませんでした。
でもモノと向き合い、捨てれる自分になってからきれいになっていく部屋をみていると心がスッキリとしていくのが分かりました。
必要最小限での生活がイメージでき、自分の好きなものに囲まれていく感覚から、ここからがなりたい自分になるためのスタート地点なんだと感じました。
モノは把握できる範囲でしか持たない
わたしは整理整頓が苦手です。
自分で買った収納ボックスの使い方が分からず捨てるくらい収納も下手です。
あるとき私と同じくミニマリストに憧れている人に相談したら、
『収納グッズを買うのはモノの部屋を増やしてモノをため込むことになるから、モノを減らすという視点に変えた方がいい』と言われ、かなり腑に落ちました。
結果、捨てたら収納する必要がないことに気付き片づけから解放されるためにバンバンとモノを捨てることができるようになりました。
断捨離の番組をみる
ミニマリストは専念されたものでの生活やなど、すでにモノとの決別がうまくいきだした後の次のステップだと思いました。
そこに行きつくまでは、モノへと向き合わないといけない、決別しないといけない、最大の試練があります。
そんなとき先ほど紹介した、断捨離の提唱者のやましたひでこさんの番組がとても刺激になりました。
実際ここまでひどくはないですが、この番組を見ていると思ったことがあります。
- 使っていないものは必要ないものでゴミ
- 収納していないものは大事にできていないもの
なにより出演者の方が躊躇している姿をみて、ひとごとなので
『捨てたらおしまいなのに』
『ゴミにしか見えない』
『残された人が処分に困るので自分勝手』
と思ってました。
でもなんだか全て自分に跳ね返ってくるようで、これをみていると自分にカツが入れれてとてもいい刺激になりました。
母子家庭の引っ越し『終活への道のり』大事にしたいものしか持たない
ものを捨てだして思ったことは、必要のないものが家にあると気になって居心地が悪くなってきます。
- 最近買ったもの
- 高かった
- 誰かにもらった
など関係なく大事にしていきたいと思わないものや迷いが生じるものは捨てた方がこれから先気にしなくていいですし、精神衛生上はやく手放した方が気持ちが軽くなります。
家財
今回引っ越しで捨てた家財は
- タンス
- 食器棚
この2つにおさまっていたものを出し他に収まらないものは捨てました。
捨てた理由は
- モノの部屋はできるだけ作らない
- 地震で危ない
- 老後は処分に困る
わたしがこれから家財たちにたいして、しっかりと考えた上での答えなので基準になります。
プラス、専用のモノは購入しない。
例えば
- 食器棚
- テレビ台
テレビに関しては、今のが壊れたら購入してまで必要ないなって考えです。
どちらの考えにいたっても使えるよう、テレビ台は必要ないなという考えになりました。
食器棚は少ない食器しか持たないので、たいそうなものは必要ないと捨てたので一生買わないです。
今後家財を持つにしても背の高いく、耐震性のない家具は購入しません。
洋服
洋服に関してはもったいないからと、同じものを着回しもったいないからと、こだわりもなく毎日をすごしていました。
そんな中乾ききった気持ちを奮い立たせてくれたのが、ミニマリストみしぇるさんの本でした。
お気に入りの服がゆったりとおさまっているのは気持ちが軽くうれしくなる。
この言葉が素敵だなと思いました。
洋服も貧乏母子家庭ですが、色んな方のを参考にしていこうと思います。
こどものおもちゃ
こどもと生活しているとモノが増えるばかりで、何を捨てていいのかも分からない状態でした。
こどもに捨ててもいいか聞けば全部嫌という返答しかありません。
紙くずでさえ嫌というので、何も聞かずに使っていないおもちゃを捨てましたが全く気付いていませんでした。
そこから拍車がかかりこどもが大切にしていないものは全部すてました。
今のところは収納の買い足しをするのではなく、収納できない以上は持てないという、しつけをしようと思います。
それはわたしにも言えることなので、我が家では徹底していきます。
母子家庭の引っ越し『終活への道のり』モノはモノでしかない
今回の断捨離で犬の仏壇を捨てました。
犬のことを忘れたくない、そのような思いで購入しました。
でも実際は母子生活支援施設にきてから飾りになっていて、手を合わせることすらしていませんでした。
引っ越しの準備でほこりをかぶっている仏壇をみて、犬にたいして申し訳ない気持ちになりました。
この時引っ越ししたら仏壇から解放して風通しのいいところでいつもみんなが過ごしているお部屋に置いてあげたいと思いました。
仏壇はわたしが勝手に思いを託しただけで何も意味を持たないと感じました。
わたしが死ねば仏壇の処理も気分がいいものではないだろうし、犬の分骨はわたしが死んだときに一緒に持たせてもらえれば、犬に対しても思い残すことはないと思います。
もうひとつは祖母の遺品を全くもらえなかった事にもあります。
伯父が勝手に自分の懐に入れ勝手に処分したので、当初本当に悲しかったです。
でも亡くなって1年祖母のことを考えないことはなかったですし、遺品がないからって居なかったことにはならないことが実感できたことは大きかったです。
本当に大切にもてないモノはモノでしかないんだと思いました。
母子家庭の引っ越し『終活への道のり』
わたしが別居し荷物を持ちだしたころ、2トンロングトラックでパンパンで引っ越ししました。
今回の引っ越しの見積もりでは2トンショートトラックでおさまるほどに断捨離できました。
新たな出発に向けてまだ3週間あるのでもっと洗練たモノたちと引っ越しできるように、断捨離していきたいと思います。