DV離婚

母子生活支援施設に入所して2年を振り返ってみた!母子で受けた支援や施設での生活

自立したい人
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『母子生活支援施設』って実際どんなところ?
てまちーず
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私も入所を勧められたときは存在すら知りませんでした。

『母子生活支援施設』 は全国に200施設以上あります。

全国で4000世帯、8000人以上の利用者がいます。

参考元:平成29年社会福祉施設等調査の概況

人口の約0.006%ですね。

全国的にも利用する世帯は少なく、情報も少ないわけです。

実態が掴めない分、イメージが先行してしまうと思います。

  • 治安悪そう
  • 規則が厳しそう
  • 闇がありそう

私も初めは問題ありの人が行く場所は牢獄みたいなところに違いない。

でも『母子生活支援施設』 に行くか、DV夫の元に戻るかの選択肢しかなかったので、戻るよりマシなはず!腹をくくるしかない!という思いで『母子生活支援施設』 に入所しました。

今思えばなんて酷い思い込みだと書きながら笑えます。

なぜなら

  • 離婚調停
  • 待機児童問題
  • 仕事の悩み
  • 子育ての悩み
  • 人生の悩み

その都度直面していく問題に

専門的アドバイスや、同じ母親目線でのアドバイス、親身になって何時間もお話を聞いてくれる事もありました。

そして子供も施設の方が大好きで駆け寄って、抱っこしてもらったり、お話ししてもらったり、とてもの安心できる居場所となっています。

てまちーず
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母子支援施設生活2年を振り返り入所者として、記事にまとめていこうと思います。

『母子生活支援施設』 ってどんな施設?

『母子生活支援施設』 でのルール

  • 門限は10時まで
  • 外出は一週間前に申告
  • 高いものを買うときは事前に申告
  • 施設利用者とのお金の貸し借りはしない
  • 洗濯や洗い物など生活音を防ぐため、使用時間が決まっている
  • 他の世帯に出入りするときは事務所に連絡

など一応細かいルールはありますが、厳しいものではありません。

困ることもありませんし、干渉されることもありません。

てまちーず
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信用さえ得られれば細かく聞かれないです。ただ目に余る行動があると、注意されます。

『母子生活支援施設』 での生活

『母子生活支援施設』 一日の流れ

家から出るのに手こずっていたら、時間帯にもよりますが

  • 子供が癇癪起こして用意ができない場合、事務所で面倒みてくれる
  • お部屋まで来てくれて、送り出しまで手伝いしてくれる

など可能な範囲でお手伝いしてくれます。

てまちーず
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靴を履くときなども、子供に付き添ってくれたり、声掛けしてくれたり、それだけでイライラもかなり軽減しますし、本当に助かります。
夕方

帰ってきたら、『おかえりなさい』と言ってもらえて明るく迎えられます。

子供が愚図っていたら相手してくれたり、一日の愚痴や悩みを聞いてくれます。

 

てまちーず
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まだ2歳と4歳の子供たちは職員の人は施設に住んでいると思っているくらいに親しみを持って接してくれています。

『母子生活支援施設』 行事

 

行事ごとは施設内でパーティー
  • 年末お楽しみ会
  • こどもの日
  • クリスマスなど

その他にも

施設外のイベント
  • 施設対抗運動会
  • 施設合同新年会
  • 施設合同日帰りバスツアー
  • 施設で動物園

年齢が上がると施設の先生と子供だけの行事もあります。

小学生の行事(学年による)
  • キャンプ
  • 釣り
  • 山登り
  • スキー

 

小学生組は施設の子供同士でワイワイ楽しそうです。

幼児世帯も職員の方付き添いで、年に3回遊びに行き、子供の成長を一緒に喜んでくれます。

1年通して、沢山の思い出を作り、子供の成長を実感することができます。

『母子生活支援施設』 で受けれる支援

  • 保育園の送り向かいをお願いできる(残業、子供の急なお迎え要請など)
  • 待機児童の保育・病児保育
  • 待機児童の場合の一時預かりなど利用の際の金額負担
  • 役所の手続きの付き添い
  • 定期的に物資の支援
  • 季節ごとに子供服の無料バザー
  • 要相談で無金利でお金を借りれる
  • 緊急一時保護(利用の場合1人1日700円支給)
  • 学童保育
  • 家賃が無料
てまちーず
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生活するにおいて困ることはありません。

『母子生活支援施設』 での実際に生活してみて

『母子生活支援施設』 入所見送り!緊急一時保護室へ

着の身着のまま逃げ出す→『シェルター』→『母子生活支援施設』

あれよあれよと『母子生活支援施設』 での生活がスタートしました。

お金も無く、即本入所すると光熱費のを支払うことになるので、最初の10日間ほど緊急一時保護の部屋に入所することになりました。

外出の際は鍵を預け、軽い外出は許されました。

緊急一時保護の部屋にいる間は1人1日700円を支給されます。

てまちーず
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物資の支援もあり極力お金を使わず、現在も施設から一度もお金を借りることなく、生活維持できています。

『母子生活支援施設』 入所!やること盛沢山

支給されたお金とわずかな手持ちのお金を元手に正式に『母子生活支援施設』 で生活がスタートしました。

てまちーず
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仕事も初め、離婚調停に向けて弁護士相談も開始しました。

本入所すると母子家庭とみなされ、国からの支援が受けれます

支援を受けるために必要な、母子生活支援施設 入所証明を施設から発行してもらえることになります。

支援を受けるには証明があること、離婚に向けて動いていること(調停、裁判)が条件です。

※児童扶養手当は離婚後しか支給できません。

国から受けれる支援
  • ひとり親医療費助成、国民保険(世帯主の変更もする)
  • 福祉乗車証(発効までに1カ月ほどかかる)
  • 児童手当の変更手続き(夫の口座を登録している場合)
  • 年金全額免除の手続き
  • 年金番号をDVのもに変更できる(窓口で本人確認した上でしか情報開示ができない)
  • 免許書住所書き換え(携帯契約、口座開設ができる)

 

役所でできる手続きに関しては、施設の方が付き添ってくれたので、ストレスなくスムーズにできました。

役所の手続きには住民票が必要です。移してしまうと現在地がバレてしまいます。各窓口で住民票が移す事ができない理由を申告する必要があります。年に一度現状届が郵送されるので、各窓口で郵送先の相談もしましょう。

住民票の開示はDV処置をとってブロックする方法があります。

役所で受けた説明では、相手が住民票を取得した場合、DVと記載された住民票が上がるようです。

私は逆なでさせたく無かったので、住民票は移すことができないと役所で申告しました。

参考:総務省

『母子生活支援施設』 生活!無我夢中な半年間

この頃は立ち止まることが怖くて無我夢中だった時期です。

離婚調停も始まり、生きること=戦いという日々でした。

子供は保育園に入所できず施設の保育でみてもらいながら働いていました。

働き出して2か月後に一時預かり先がみつかり、利用費用は施設が負担してくれました。

施設での保育と併用して仕事をしていました。

下の子は夜中も授乳、月齢を重ねるごとに体力もつき授乳の頻度は多くなりました。

上の子も寝付きも悪く夜泣きもあり、ほぼ寝ずに仕事に行っていました。

朝はバタバタしていてる上に、上の子のイヤイヤが炸裂すると、顔も洗えず外出ということもありました。

てまちーず
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シェルターで子供と引きこもり状態なった時を思うと、子供には2度とあんな経験はさせたくないと自分を奮い立たせていました。

それでも保育園に慣れていない子供は熱を出したり、風邪など頻繁にもらってきます。

高熱や感染的な病気でない限り、施設での病児保育を受けれます。

しかし仕事が終わると1人お迎え、帰って看病、夜中は寝れない。

自分の免疫力も下がるので病気を最終的にもらってしまう。

でも子供が2人居る分自分のせいだけで迷惑をかけれない。

私に何があろうと休まないと誓い、熱が出ようと、腰が抜けようと這ってタクシー乗って仕事に行っていました。

てまちーず
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信用を失い仕事できない事で、これ以上子供との生活を脅かすものが怖かったから必死でした。

『母子生活支援施設』 生活!最大の危機

無我夢中に毎日を乗り切る事だけで精一杯の我が家に母子家庭始まって以来の最大の危機がやってきます。

三月の中旬ごろ仕事中に保育園から長男が高熱が出ているのでお迎えに来てほしいと連絡が入り、お迎えに行き小児科へ受診しました。

その時の診断は風邪ということで、薬を処方してもらいました。

小児科での風邪という診断に時期的にも何の疑いもなく耳鼻咽喉科に鼻水だけ吸ってもらおうと翌日長女を保育園へ送った帰りに向かいました。

そこで扁桃炎と診断を受け、即大きい病院へと言われ、急いででタクシーで直行しました。

扁桃炎とはウイルスもしくは細菌の感染による、のどの炎症です。

悪化すると食事や水分が取れない状態になるので入院点滴治療が必要になります。

扁桃炎が重症化し、膿が扁桃の周囲にたまる扁桃周囲膿瘍になると、口腔内から切開し膿を出す必要があります。

重症化すると膿が下方へ進展し、空気の通り道が狭くなり呼吸が苦しくなることがあります。

大きい病院での診断結果は、

悪化したら怖いので即入院と言われ、もう頭真っ白です。

怖いどうしよ。

長女はどうなるの?

何も用意してないし。

携帯の充電もそろそろ切れそう……………。

あっ仕事も。

 

とりあえず施設に電話しました。

そこで長女は乳児院に預けるしかなといと、受け入れ先をみつけてくれました。

乳児院は直接私が連れていかないといけないので、その間長男を施設の方にみてもらうことになりました。

施設の方がくる時に私の部屋から携帯の充電器と乳児院に預けるために必要な母子手帳など持ってきてもらい、バトンタッチで保育園に行き、乳児院に電車で向かいました。

てまちーず
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子供には悲しい思いやシェルターでの体験以上の思いはさせたくないと思って頑張ってきたのにな。無力な自分が悲しくなりました。

乳児院に到着し、説明を受けて書類をかいてから、子供が生活する建物へ案内されました。

お腹がすいていたようで、直ぐに食事にありついて、泣くこともなく、追いかけてくることもなく、まだ分かってないのかなと思い複雑な気持ちで乳児院を後にしました。

そしてご飯とオムツなどを買って病院に戻りました。

辛そうな長男を見て、預けた時は早く迎えに行ってあげなきゃいけないと焦る気持ちでしたが、今は早く治ってもらうことが大事なんだと改めて思いました。

それでも長女のことを思うと落ち込んでばかりいました。

毎日乳児院に電話をし様子を聞いていました。

様子を聞かせてもらい、安心して下の子の看病してあげて下さいと励ましてもらっていました。

入院2日目に施設の方が少しの間、長男をみてくれるというので、必要な荷物を取りに帰ってもいいということで持ち出しました。

それ以外は、誰もお見舞いには来ないので、2人で柵が周りについた小さな檻のようなベットで1週間入院していました。

ご飯は子供のベットは絶対出れない柵になっているので寝てる隙に、売店で買って食べてました。

退院して感じたこと

今回のことで自分たちの置かれている状況も身にしみて感じ、頑張ってるは私だけじゃないと思えるようになりました。

入院と言われた時に一気に冷静さを失った私に、施設の方はもう一人の子供の受け入れ先をみつけてくれ、病院での付き添いもしてくれ、的確に対応してくれました。

『母子生活支援施設』 に入所していて本当によかったなと思いました。

このことがきっかけとなり、解決策や、緊急時に対応できる方法をまとめてみました。

 

『母子生活支援施設』 生活!今生き急いでも仕方ない

家族そろってインフルエンザ

退院してからすぐ私は40度以上の高熱が出ましたが、こんなんで負けてられないと這いつくばって仕事に行きました。

間もなくして子供達も高熱が出ました。

家族そろって病院に行ったけど、インフルエンザの検査は陰性。

原因不明の高熱(治りかけに血液検査でインフルエンザだった可能性大と判明)次の日こそ検査結果出るんじゃないか、出なければおかしい、変な病気じゃないかと、1人抱っこと1人ベビーカーに乗せをフラフラになりながら押して病院へ行きました。

てまちーず
てまちーず
限界って言いたくないけど…。調停もあり、今を戦い抜くモードに入っていて、立ち止まるわけにいかない。自分で自分を追い込んでいました。

インフルエンザの時の無理がたたる

ようやく皆完治し、普通の生活が送れると思った矢先。

鼻水と頭痛が酷く病院に行き内科でレントゲン取ってもらうと、頬が真っ白。

紹介状を書いてもらい大きい病院へ。

両方の鼻が副鼻腔炎になっていました。

原因は

  • インフルエンザが悪化していたこと
  • 授乳中できつい薬がのめなかった事

鼻の奥の奥に溜まっている膿を取るため、鼻の中の骨に穴を開けて洗い流す処置をしました。

中耳炎も繰り返していて、最終的に鼓膜に水が溜まりチューブをいれました。

こうなるまでは授乳中できついお薬は控えていましたが、断乳を決意することになりました。

てまちーず
てまちーず
頑張れば頑張るほど、無理が生じて返ってくる。じゃあ私たちはどうやって生きていけばいいんだろう。本当に落ち込みました。

断乳を機に頑張りすぎも卒業

覚悟していた断乳は一日であっけなく無事卒業しました。

夜中の授乳必死に頑張ってたの何だったんだろ。

今まで思い込みで頑張ってきたこともあるんだなと、力が抜けた瞬間でした。

無理をしたところで、結局どこかで返ってくるし、後先考え過ぎると、窮屈で思い込みのサイクルにハマっていく。

ようやく冷静さを取り戻し、まだこない未来を待ち構えていた所で無駄に消耗するだと思えるようになってきました。

『母子生活支援施設』 生活!自分に正直に生きよう

冷静さを取り戻したものの、仕事はしないといけないので続けていましたが、体の不調はそれからも続き。

  • 起き上がれない程の首の痛み、吐き気、頭痛
  • 口内炎で喋ると痛い
  • 声がでなくて喋れない
てまちーず
てまちーず
この時ようやく、立ち止まろうと自然に思えました。

今まで休みの日でも、お金が!仕事が!と気持ちが休まったことはありませんでした。

一文無しで母子支援施設にきてから何が何でも働いていかないという状況は確かにあったけど、今は違う。

  • 離婚調停も終わり
  • 養育費・児童扶養手当・児童手当・貯金もある
  • 母子支援施設にいる

ようやく広い視野で先を見て生きていこうと思いました。

『母子生活支援施設』 はコケても這い上がれる環境!

死に物狂い、自己犠牲したら自立はできるかも知れません。

だけど私はこのまま頑張り続けても精神的な自立ができないと思いました。

『母子生活支援施設』 にいる強味は、絶対に何とかなる環境にいるということ。

自立もできていないのに追い出されないという、安心感もあります。

ここでは何より自分の大切にしたい事を優先できます。

私の場合は

  • 子供との時間・関係
  • やりたい仕事で稼ぐ

もちろん、自立に向けて全力で頑張ることは言うまでもありません。

施設では先生たちが24時間いるので、急に何かあっても対応してもらえる。

日中子供とのかかわりで限界に達したら事務所に泣きつくこともできる。

私達家族にとって『母子生活支援施設』は自分達らしくいれる、大切な居場所です。

てまちーず
てまちーず
幼児世帯の場合、退所時期は原則小学校上がるまでです。私達家族の場合まだ3年ちょっとあります。この3年でなりたい自分を手に入れるため頑張ります!

 

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