わたし自身このような記事を書きながら、行動に移せたときは一文無しで計画性もなく飛び出した時です。
DVで助けてほしいなら、相談したり行動にうつすとか理解できていても、育児で毎日も予測不能で乗り切ることに必死なのに、今の生活を180度変えるなんか不可能だし、それなら現状我慢してる方がマシ。
少しでも平穏な時間があれば、その時間が少しでも続くようにってやっぱり今にすがりついてしまう。
そしてDVがあったときに何とかしないととその場は必死になるけど、外に情報を出してしまうと取り返しがつかないことになってこれ以上大変な目にあわないどろうか。
そんな心配をし、実際にバレないように小さく行動にうつせるとしたら自殺防止の電話相談でした。
しかしそれも混みあっていてつながらないからまた孤独になる。
その他にも色々となんとか自分なりにやっているつもりでも結局何も変わらない。
そんな日々は、『旦那早く死なないかな』とか『こどもが大きくなったら離婚してやる』とか現実逃避に近い考えで毎日を乗り切ろうとしてしまう。
自分しかこの現状を打破できる存在はいないのに、こどもからお父さんを取り上げるのは罪だとか、そんな問題は自分には背負いきれないとか、こどものことを第一に考えているように責任転換し結局は責任逃れ。
言い方は悪いですがDVから逃げ2年になってようやく自信をもって自分のこの決断は全く間違っていないと思えるからこそ、過去の自分は責任逃れだったと思うようになりました。
命を繋げているならそれは自分のペースでしっかりと段階を経て行動にうつせたことに、ほこりを持っています。
散々悩んだ、頑張った、だけど無理だった。
だけど自分のせいじゃないから、反省も後悔もない。
シンプルにそういうことです。
でも行動にうつさずに、万が一自分になにか起きてしまったら死んでも死に切れませんでした。
この記事では、わたしが実際DV離婚をして感じたことや、現時点で過去の自分に伝えたいことにもとに書いていこうと思います。
現在DVで悩んでいる方や、わたしのような選択をした方に前向きになれるヒントが少しでもあれば幸いです。
自分ひとりではどうにもならないことも、相談すればなんとかなることもあわせて下の記事で参考にしていただきたいです。
Contents
まずはじめに知ってほしいこと『DVは治らないし、あなたのせいでもない』

『DVは治らない、あなたのせいでもない。』
この言葉はシェルターにいたときに、心理カウンセラーの方がおっしゃった言葉です。
DVをすることは、本人の中に問題がありその標的がたまたまあなただということ。
こどもの大切な成長段階を犠牲にしてはけない。
当時のわたしは、だからって簡単にこどもの父親と引き離すことはできないし、今回シェルターに行ってこどもと離れたことでなにか大きな心の変化があるかも知れない。
そう思っていました。
ただ今の私は調停や面会交流を通して、『わたしのせいでもなかったし、この人は変わらないな』としっかり実感しています。
DVは治らない
心理カウンセラーの方いわく、治る過程にわたし達家族がいることが、甘えになる、許してもらえる存在が近くにいることがダメだと言っていました。
元旦那はアルコール依存症の傾向もあったので、この症状は過去のことや本人の問題に大きく関わっていることで、本人の固い意志がないと、周りが頑張ったところで治しようもないようです。
血を吐いてもやめれない人も見てきたそう感じたと心理カウンセラーの方はおっしゃり、何よりもこどもの為の人生には関わってはいけない問題ということでした。
自分自身どうすれば伝わるのか努力してきましたが、今思えば本当に無駄だったんだなって思います。
あなたのせいではない
DVする理由はさまざまだと思います。
DVする人は過去に同じような経験をしているひとが多いようですが、元旦那はむしろ逆のタイプでした。
義両親は絶対に元旦那が何をしても責めることはありませんし、笑って終わらせるタイプでした。
そのくせわたしが悪いと思ったら泣いても許さずどこまでも突き詰め謝るまで終わらないような人たちでした。
このような親に育てられると想像力もなく、自己中心的で自分は間違っていると思えないので、物事の問題より責められることに腹が立ちはなしになりません。
わたしの場合は両親がいない言ってもいい状況なので、余計に義両親たちの立場が強くなり、元旦那もわたしのいうことに耳を傾けることはありませんでした。
最後の方は相手しないわたしに対しても腹が立ちよく暴れていました。
とにかく自分の思い通りにならないと許せない人です。
DVと向き合う必要はない
このことは一番に言いたいです。
DVする人は想像力のかけらもないので、人の意見や気持ちをを理解できることができませんし、できたとしても自分の解釈でしか理解できません。
DVしている本人は自分の味わった心の痛み(プライドや思い込み、思い通りにいかないこと)は物理的に攻撃しないと理解してもらえないと思い込んでいるようにおもいました。
目で見えるものしか信じられないのでしょう。
それゆえ、結果がすぐにでないとごう慢になります。
ここまで言いきれるのにはあるきっかけがありました。
イヤイヤ期の1歳のこどもに対ししつけをしないと不満を言っていました。
ある時わたしは台所にいて元旦那が娘に食事をあげてくれていたとき、すごい剣幕で舌を巻いてこどもに怒鳴りつけている声が聞こえました。
びっくりして振り返ると特に騒いでいるわけでもない娘が手をあげた瞬間、ごはんをあげようとしていた持っていたスプーン落ちました。
それに対し『もったいないやろが』スプーンを無理やり口の中に入れていたので、わたしが『怖がるだけやからやめて。わたしがあげるからもういいから。』と言ったことがあります。
この出来事がある前に病院でイヤイヤ期の相談をしたことがあり、その時に元旦那も同席していました。
先生から怒ると叱るは違うし、1歳のこどもは怖いって思ってしまうだけだから、根気強く言ったり、共感してあげたり、受け入れてあげることで安心感を感じることができる時期だと言われました。
なので余計にわたしは元旦那に『先生もこの前言っていたけど、今のはどうしても私から見て怒っていたとしか思えへんけどどうなん?』と聞くと『怒ってたで。しつけしなあかんやろ。俺が悪者になったらいいねん。』と泣いていました。
この時わたしはゾッとしました。
『育児って毎日こんなことの繰り返しやねん。わたしもこどもこんなことで怒鳴り散らされたらもたへんわ。わたしが全部するしもう頼まないから。』と伝えました。
DV加害者は自分に酔いしれているだけ

先ほども書きましたが、DV元旦那はいつも自分軸でしか考えられないので自分の中で解決してしまうとどうでもよくなります。
自分が気に食わないことが相手のせいにしだした時には厄介ですが…。
幸いわたしの場合はシェルターに逃げてから元旦那に追い回されることはありませんでした。
シェルターに逃げてから母子生活支援施設に行ってからも電源を切っていた携帯電話は連絡がつかないことを激怒してラインや着信履歴は荒れているかと思いきや、調停のDVの証拠を提示するために携帯を立ち上げたときには一件も連絡なし。
それはそれで怖くて、元旦那のSNSをみたときシェルターに言った翌日に、楽しそうにBBQしてビールを持って笑顔で写っている写真がありました。
その時は、この人は自分の世界で生きている人なんだなと同時に、こちらに興味がない事に安心しました。
中には、どこまでも探し回って携帯電話のGPSやネットでシェルターなどの施設を調べまわってストーカーしている人もいるようです。
そのような場合や心配が少しでもある方は↓こちらの記事を参考にしてください。
【実経験】DVから逃げる方法とDVでシェルターに入るには!?
DV被害者『自分を責めないで!命あればいい』

わたしの場合頼れる身内もいないので、こどもをかかえて行動にうつすのは時間はかかったかも知れませんが、今はこども達と本当に穏やかな時間を過ごしています。
育児の大変さも家やこどもそれぞれで母子家庭だからとか環境がとかいうのはわたしは間違いだと思っているので、今に不満はありません。
母子家庭は考えたや、やり方次第で自由だし、国からの支援もあります。
DVは我慢する必要もありませんし、あなたが悪いわけでもありませんから、相手に悩むより自分やこどもとの幸せを第一に考えていただきたいです。