今回ここで書いていくことは、本気で離婚したいと思っている方でないと参考にならない記事かもしれません。
結論からいうと状況により覚悟さえあれば、妊娠中でも、幼児がいても離婚する気持ちさえあれば母子家庭として生活していくことは可能です。
その最終手段として母子生活支援施設がこどもの健全な成長、自身の自立を願うのであれば適切です。
わたしの離婚までの経緯はDVが悪化し、交番へ駆け込む→シェルターで保護→母子生活支援施設入所
突然交番に駆け込んだので、何の準備もしていませんでした。
- 仕事
- 貯金
- 住む家
- 頼れる身内
以上の生きる上で必要最低基準も満たしていないので、もちろんわたし一人の力では『
厳しい問題を確実に抱え込むことが分かっておきながら、『離婚する』と腹をくくれるわけも無く気持ちの準備もしていませんでした。
そんなスタートからでも現在3歳と4歳の年子を育児していますが、
決して安心・安定して生活していけるだけの生活基準値に達したかといえば、全くです。
それでも、離婚から2年ちょっと経過してみてなぜ自立をしようと思えたのか、経験をもとに書いていきます。
Contents
母子家庭の問題『そもそも離婚は不可能?』

わたしもそうでしたが、勝手に自分で考えて無理だと自己完結し諦めていました。
どのようなことが頭の中で繰り広げられていたかというと
自立するためにはお金が必要!!
↓
仕事探し
↓
土日祝休み、行事ごとやこどもの体調優先で時間の融通はきかない
↓
『そんな人どこが雇いたい…!?』
↓
そもそもこどもの預け先がない
↓
THE END
離婚したいなら実家にもどるという選択
もし実家が裕福だったり『いつまででもいていよ』と言われ自身も遠慮なくいれるのならいいのですが
そうではない場合に実家があったとしても同居していたら色々と手続きする際に、状況は考慮されずに世帯収入と合算されてしまうので、
- 児童扶養手当ががもらえない
- 保育園に入りにくい
- 公営住宅が当たりずらい
本当に母子家庭になるには難関が多いんです。
結局のところ貧困の母子家庭の確定世帯は離婚は無理!?
わたしも色々調べて離婚せず現状維持が一番かと思っていました。
そんな中、突発的ですがDVが悪化し家を出て母子生活支援施設を知り、知らないだけで腹をくくれば受け入れてくれる支援もあったことをしりました。
悩んでも解決できないのなら、まずは役所に『母子生活支援施設に入所したい』と相談してみることで、入所対象の条件の把握、相談することで解決策や選択肢を広げることもできます。
何より行動に移したことで気持ちの変化がおき、一歩踏み出せた気持ちになれると思います。
ここで大切なのは貧困母子家庭の確定世帯は1人では解決できないことを自覚し、なんでも相談するというクセをつけることが一番必要です。
母子生活支援施設では年に2回自立の方向性に向けての面談があります。
そこで施設の支援員の人が『抱え込まないで人に相談すること、解決できなければその手段をみつけること、選択肢をひろげられること、ストレスを分散させれること』
それができたら安心して退所してもらえるとおっしゃっていました。
母子家庭になろうと思っている方は、もし勇気を出して相談した先で打ちのめされて辛く感じることもあると思います。
わたしは頼れる家族がいなくDVで辛かった時に相談してもあしらわれ、『またあんたか』『家族の問題はここでは解決できん』とめんどくさがられ傷ついたこともあります。
これは警察に相談した上での対応ですが、結局は相談先を変えれば(役所や婦人相談所)解決していたであろう問題であったりします。
時には手を変え品を変え手段を変え問題に適応していくことで、最適な方法がみつかると思います。
結論、離婚が不可能なのではなくその方法をまだ知らないということなのではないのでしょうか。
離婚後の母子家庭の難題『超えないといけない壁』

わたしの家は、わたし、こども2人の3人家族です。
当時0歳と2歳になったばかりのこどもを連れて育てていくのに出てくる問題とは、どのようなことがあるでしょうか。
- 離婚をする
- 衣食住の確保
- 仕事と子どもの預け先
これだけ見たら、無理だし諦めるのが当たり前ですがここをクリアする方法はあります。
母子生活支援施設に入所することです。
家族内の問題により入所できるかは決まりますが、十分相談する価値はあります。
離婚するまでながれ
協議離婚ができなければ、調停離婚、そして裁判まで持ち込むこともあります。
わたしの場合は調停離婚でした。
仕事や育児、家事をしながら調停をこなしていくことはストレスの何ものでもありませんが、だからといって自分や子供の将来がかかっているので適当な取り決めはできません。
でも離婚しなければ児童扶養手当やできないこともあり、貧困の母子家庭はいち早く解決したい問題です。
『衣食住』の確保
母子生活支援施設だと世帯状況により、生活に必要なものは支給してくれます。
洋服も寄贈やリサイクルをいただけますし、お腹を満たすだけの食べ物は支給されます。
仕事と子どもの預け先
上記でも書きましたが、仕事探しの条件も土日祝休みで行事ごと優先できて幼児は病気にかかりやすく休みがちでわたしの場合2人移しあいになるとなかなか出勤できない可能性がある。
こんな悪条件での仕事探しですが、一番の問題は子供の預け先です。
ここで母子生活支援施設に入所していたら待機児童として預かってもらえます。
施設で預かれないときも保育園の一時預かりの費用を出してくれます。
なにより母子生活支援施設だと仕事しないと死活問題、生きていけないという最悪の状況だけは避けられます。
母子家庭とし自立するまでの期間は?『わたしは2年でした』

離婚するとようやくしがらみもなく家族としてのスタートが切れます。
実際に金銭面だけでいえば離婚した時点で児童扶養手当も支給されることになります。
そして公営住宅に応募し当選すれば世帯収入に応じて家賃が決まるので、仕事や育児状況により自立は早めることは可能かもしれません。
しかしわたしは精神面の壁があり自立したいと踏み切るまでに家を出てから2年かかりました。
大きな原因としてはこどもの緊急入院があり、極度の心配性となった時期があったからです。
現在は3歳4歳となり少しずつ免疫もついてきてまだまだ手は離れないですが、『ようやくなるようにしかならない。』と考えれるようになりました。
とはいえ毎年インフルエンザに全員でかかっていますが…(予防接種は脳炎を防ぐため打っています)
離婚を本気で考えるなら無駄な我慢はしない

ここでは緊急性があったり深刻な問題を抱えている方に向けて書いているので、離婚は簡単な問題ではなく、こどもがにとって離婚が及ぼす影響は一番に考えた上で手段とし考えていただけると幸いです。
ただDVをうけていたわたしでさえ『こどもが大きくなるまでお金を貯めてからにしよう』とか『自分が我慢したら成り立つならそれでいいか』など毎日自分に言い聞かせていました。
そんなウソの気持ちで子供と接していてもどこか上の空なんです。
思い悩んだら相談することが一番の解決法です。
今だから言えますが話も通じないDV旦那に毎日振り回されるのを我慢する必要はありませんでしたが、結局離婚は簡単なものではないので判断するためには必要な時間だったと思っています。
今のわたしといえば、早く自立し自由になったらこどもと思い出をたくさん作っていきたいことで頭がいっぱいです。