DV離婚

DVで離婚したいけどやっていけるか不安…『なんとかなった経験談をお話しします』

DVで離婚したいけど頼れる人もいない…。

専業主婦で母子家庭になるとか想像もつかない。

わたしもこのような悩みがあった時期があります。

離婚のきっかけは無一文で逃げ出したことから始まりで、計画なんてしていませんでした。

しかし現在、なんとか自立までたどり着きました。

自立と言えどそのラインは人それぞれです。

  • 精神面
  • 金銭面

この2つが自立のために超える壁だと思います。

精神面

だれにも頼らず自分の力だけで乗り越えていけることではないです。

『頼れる場所や人がいる』と理解すること。

こころを開き、自分の悩みを解決するには、どこに解決する場所があるのか、何とかなることを知ることだと思います。

てまちーず
てまちーず
わたしの場合はDVをどう解決していいか分かりませんでしたが、とりあえず助けをもとめ続けたら助けてくれる機関などあることを知りました。

金銭面

理想を言えば精神面が整ってこその金銭面ですが、DVを受けている状況では思考回路も停止してる上に、母子家庭になり安定するまでの間がどう考えても不可能な状況しか浮かばないと思います。

こればかりはひとりでは解決が難しいです。

公営住宅も児童扶養手当も離婚しないと受けることができない支援なので厳しいのが現状だと思います。

てまちーず
てまちーず
公営住宅は離婚予定で母子世帯としての応募はできません。

こんな曲面でも頼る人がいないくても何とかなる方法はあります。

後から紹介しますが、『母子生活支援施設』に入居することです。

  • 自立へのペース
  • 自立するまでの生活の支援

さまざまな家庭環境に応じての支援に特化しています。

難しいことは考えても答えなんて出ないので、とりあえず身を置くことが一番の自立への近道だと思います。

てまちーず
てまちーず
支援を受けていることは自立でないのなら、わたしもまだ自立はできていませんが…。そんなことすら考える必要なんてないです。

DVの種類はさまざまで暴力的なDV、精神的なDV、どちらがどうだからとか考える必要もありません。

わたしが弱いからとか、ほかの人ならとかも考える必要もありません。

心が死んでしまう前に『離婚したいけど無理だと決め込んでいる方』に読んでもらいたくて書きました。

離婚は難しいことはない『行動するだけ』

わたしは覚悟を決めて離婚まで至ったわけではありません。

この『行動』がどれだけ難しい事、厳しくつらい事なのかは理解しています。

それでも『行動』ひとつで何とかなることをわたしは経験しました。

状況がよくならないことは分かっていても結論を(離婚した方がいいのは分かっている)先延ばしにして生きていくのは本当に精神が切り刻まれる日々です。

そんな精神状態で大切なこどもの人生を大きく変えてしまう決断をしなければいけない。

わたしは逃げたという形ですが、その頃いつも悩んでいたことは

『こどもがかわいそう』

『自立なんかできるわけない』

でも実際は大きな決断を下せない理由にしていたんだと感じました。

どう考えてもDVするような人間とは、離婚した方がいいに決まっているし、逆にこどもがかわいそうです。

そういう考えを強く持てたのには、支援をうけたからです。

どのように『行動』し支援をうけ、離婚にまで至ったのかを順番に書いていきます。

とりあえず逃げた!『シェルターへ』

はじめに言っておくと、緊急性がない場合はまず相談です。

相談方法はこちらから↓

【実経験】DVから逃げる方法とDVでシェルターに入るには!?

シェルターでの生活とは?↓

シェルター入所!母子での生活、受けた支援についてお話しします

母子生活支援施設に入所する

わたしは飛び出したこともありシェルターからのスタートでしたが、母子生活支援施設に入所する方の大半は役所や婦人相談所経由から入所に至ります。

てまちーず
てまちーず
できれば相談し施設の場所を決めてから荷造りをしたりできるだけ準備を整えて入所が望ましいです。

ここに入所する方は

  • DV
  • 貧乏

など生活を自身の力ではできない方ばかりです。

母子生活支援施設とは

児童福祉法第38条に基づき、配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある女子及びその者の監護すべき児童を入所させて、これらの者を保護するとともに、これらの者の自立の促進のためにその生活を支援することを目的とする施設です。
児童(18歳未満)及びその保護者(配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある女子)が対象ですが、児童が満20歳に達するまで引き続き在所させることができます。
母子生活支援施設においては、母子を保護するとともに、その自立を促進するため個々の母子の家庭生活及び稼動の状況に応じ、就労、家庭生活及び児童の教育に関する相談及び助言を行う等の支援を行っています。
各母子世帯の居室のほかに集会・学習室等があり、母子支援員、少年指導員等の職員が配置されています。

引用元:内閣府男女共同参画HP

わたしの場合こどもが0歳と2歳の頃に入所し、退所の目標は小学生入学までといわれました。

でも上記の通り世帯の状況に応じて対応してくれると思います。

保育園と仕事を探す

ここをクリアしないと自立もなにもできません。

きっとここが離婚できない大きな理由でもあったりしますが、母子生活支援施設にいるとしっかりと支援して下さります。

ただ入所が8月ということもあり、保育園はどこもいっぱいでしたので母子生活支援施設の預かりと、保育園の一時預かりでなんとか4月の入園まで過ごすことができました。

てまちーず
てまちーず
母子生活支援施設での昼ご飯やおやつは準備が必要です。病児預かりもしてくれますが、感染力の高い病気の場合は預かりはできません。

仕事はとりあえず10月の保育園の申し込みで点数が取れるような仕事(時間と日数を満たしてくれる)をみつけましょう。

そこから入園さえできれば、自立への道は見えたも同然です。

離婚調停をする

わたしは仕事と、子育て、調停を並行してやっていたのでこの時期は本当にしんどかったです。

それでもこの状況に後悔は全くなかったです。

調停には法テラスを利用し弁護士さんにお願いしました。

自力で調停をされる方もいますが、安心感とストレスの軽減はお金には変えられません。

話の分からない相手と感情論で物事をみないというのもここでやしなわれました。

初めは感情的になる場面もありながら弁護士さんに相談していました。

調停に必要のないことは弁護士さんも掘り下げないので、最後の方はこちらが有利に動くためにどの情報を伝えるべきかだけを考えるようになり、最終的に旦那への感情はみじんもありませんでした。

弁護士さんがめんどうな手続きや有利に解決できるよう動いて考えて下さったので、こちらが無駄に考える時間がなかったので弁護士をたててよかったです。

相手に弁護士がいないと手こずりますが、わたしの場合相手も弁護士をたててくれたのでわりとスムーズに終わりました。

てまちーず
てまちーず
弁護士費用は高いイメージがあるかもしれませんが月5000円からの分割払いが無利子でできます。

公営住宅に応募する

母子生活支援施設への入所当初は退所するのが怖いと悩んでいました。

でも母子生活支援施設での生活は本物ではないというまた別の不安。

『いずれは出ないといけない。』

『ここは自分たちの居場所ではない。』

施設の人がそのように言ってきたり、そんな素振りをしているわけではないです。

そしてこどもの成長に連れ母子生活支援施設の生活が不便になってきました。

  • 旅行などで思い出作りがしたい
  • 自転車の練習をさせてあげたい
  • 本当の居場所で安心して生活したい

普通の家庭がしている当たり前のことを当たり前にしたいと思うようになりました。

そのことを施設で話すと、

『自然に退所したいと思えることが一番いい』

そういわれ、わたし自身順調に回復したんだなと安心しました。

そして公営住宅に募集しました。

でもここからが長いんです。11月に応募して最終結果は1月に決まり、入居は3月末。

待っている間は本当に長くて苦痛でした。なかなか一回の応募で当選しないと言われるので不安でしたが一回で当選することができました。

この期間を考えたら早めに行動していてもよかったと思いますが、こればかりは運なので難しいところですね。

おすすめすることは『とりあえず相談する!』

ひとりで悩んでもなんともならないので、今の現状を相談し現実的にどうするべきかを導き出すことが大切だと思います。

何もできないと思っていても、方法や支援があったりします。

相談の窓口は

悩むことは避けれませんが、正しく悩むことが解決への近道です。

てまちーず
てまちーず
わたしは警察に相談したことがありますが、あしらわれ酷く落ち込み絶望した経験があります。なんとかしてくれる場所は存在したので、無駄に消耗せず正しい場所での相談をして下さい。

すぐ答えを出そうとしないでいい

こどものこともあるし答えが出ないと先に進めないと思って辛くなり答えなんか出るはずもなくモヤモヤ。

そこで誰のせいとか考えても何も解決しないので意味がありません。

なによりまず相談し、自分には何が支援してもらえ、良い方向に向かうためにできるのに何ができるのかに着目して考えていきましょう。

てまちーず
てまちーず
時間が経つほど離婚してよかった以外の答えはどの角度から考えても勝手に出なくなりました。

 

 

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